逆SEOサーバー(IPアドレス分散サーバー網)を構築する方法・やり方について解説します。ビジネス向けの逆SEO対策では、ネガティブサイト(誹謗中傷サイト)よりも優れた内容のWEBサイトを多数作り、その一つ一つを検索上位にランクインさせます。それぞれのサイトは、別々のIPアドレスを持つサーバーでなければなりません。
最低でも「10個」に分散
逆SEO対策の目的は、ネガティブサイトの順位を、「少なくとも1ページ下」げることです。
Google(グーグル)などの検索サイトにおいて、検索結果1ページには10のサイトあります。このため、逆SEOを成功さるためには、少なくともWEBページが10個以上必要です。さらに、それぞれのWEBページを公開するためのサーバーも、10個以上必要だということになります。
サーバーの条件
サーバーを10個以上そろえるにあたり、必須となる条件があります。それは、各サーバーのIPアドレスが、Cクラス以上で分散させていることです。
分散させる理由
逆SEOでサーバーのIPアドレスを分散させる理由は何でしょうか。それは、同じサーバーにいくつもサイトを作っても、効果が低いためです。
Google(グーグル)は、サーバーが同じなら「同じ仲間のサイト」「同じグループのサイト」と判断されるからです。Google(グーグル)の理屈では、「同じ仲間なのであれば、そのうちの一つだけを代表で1ページ目に載せとけばいいや!」となります。
サーバーが仲間かどうかを判断する基準が、IPアドレスです。
リンク元もIP分散
逆SEOにおいては、上位表示させるサイトだけでなく、リンク元のIPアドレスを分散させる必要があります。
同じIPアドレス同士でリンクを張っても、Google(グーグル)からすると「あっ、これは仲間うちのヤラセだな!」と判断されてしまうからです。
このため、企業向け逆SEOを本格的に行う場合は、合計で50以上の分散サーバーが必要になります。
IPアドレスのCクラスとは
ではここで、IPアドレスのCクラスについて説明します。
Cクラスとは、IPアドレスの左から「3ブロック目」です。
このCクラス以上が異なっていることが大事です。Dクラスだけ異なっていてもダメです。
AクラスやBクラスが異なっていれば、それだけでOKです。
Aクラス | 国 |
---|---|
Bクラス | 都道府県 |
Cクラス | 市町村 |
Dクラス | 町名 |
以上の例を使うと、「町名」だけ違っていてもダメだということです。
逆SEOサーバー網の構築の方法(やり方)
逆SEOサーバー網を構築させる方法・やり方としては、既存のレンタルサーバーやホスティング業者を上手に活用することがコツになります。多数の業者やサービスを組み合わせることによって、自らのサーバー網を構築します。
安定性やスピードも重要
逆SEOサーバーでは、安定性やスピードも重要です。すぐダウンするようなサーバーは、Googleからの評価が低くなります。またサイトの表示までに時間がかかるような遅いサーバーや重いサーバーは、Googleに嫌われます。
「IP分散サーバー業者」を使わない
IP分散サーバーを専門とする業者は利用しないほうが得策です。
IP分散サーバーは、スパム的なWEB業者やSEO業者が使っている
IP分散サーバーの欠点の一つは、スパム的なSEO業者が使っているということです。スパム業者は、自動生成の無意味なサイトを大量につくったりします。
そのようなスパム行為が、サーバーに負荷をかけます。その結果、IPアドレス分散サーバーは、障害が起きやすくなるのです。
123サーバー
IPアドレス分散の業者の一つに、123サーバーがあります。123サーバーには以下の特徴があります。
- ・すぐダウンする。
- ・十分な予告や告知をせずにサーバーを止める。
- ・勝手にIPアドレスを変える。
123Server株式会社の口コミ・レビュー・評判の例
「契約中のサーバーが、数週間の長期にわたってダウンしたままだ。
しかも、1個ではなく、何個もダウンしている。問い合わせしても、全く反応なし。
障害が起きた等の連絡も、一切ない。これまでも、サーバーがいつの間にかダウンしていることが何度もあった。その際にも、連絡等はなかった。 会社として崩壊している」
年月をかけて構築
優れた逆SEOサーバー網は、年月をかけて自ら構築させていくのがベストです。
IPアドレスの割り当てのルールは厳格です。だから、一つの業者に依存していては、なかなか増やすことはできません。いろいろな組織(サーバー業者)を活用しながら、年月をかけて構築していくのです。
また、一部の特定の業者だけが用意した「分散」はクオリティに問題がある場合が多いです。自分で工夫しながら、手作りの分散を実現しましょう。
多様性を獲得
「分散専門」のサーバー業者の場合、IPアドレスが分散されても、お互いに類似性が出てしまいます。ネームサーバーや仕様なども、ほぼ同じです。
これに対して、複数の業者を活用した分散サーバーであれば、高レベルでのサーバー網の多様性を獲得することができます。
信頼できる良いサーバーを厳選する
年月をかけてサーバーを利用することで、信頼のできるサーバー業者を選び抜くことができます。
各サーバー業者の真の評価というものは、年月をかけなけて実際に使ってみなければ、分かりません。まさに長年の経験がモノを言う世界です。
WEB広報の「分散サーバー網」
WEB広報は創業以来、自前で分散サーバーの構築に取り組んでまいりました。
その結果、極めて高度に多様化された分散サーバーネットワークを実現しました。
あくまで「裏方」
とはいえ、逆SEOにおいて、サーバーは、あくまで「裏方」です。
最も重要なのは、コンテンツです。
すなわち、「文章」がメインです。
そのコンテンツを生かすために、補佐役として分散サーバーを使います。
その上下関係を見誤らないようにしましょう。
まずはコンテンツありき、だということです。
IP分散するのは、コンテンツそろえてから
サーバーのIP分散を行うのは、コンテンツそろえてからです。
たいていの人は、コンテンツがそろわずに終わってしまいます。コンテンツが一番難しいからです。
しかし、その難しさはあまり理解されていません。
「1円ライター」
その背景には「1円ライター」の存在があります。
1円ライターとは、「1文字あたり1円(文字単価1円)」で受注する格安のライターのことです。
主にクラウド市場などで活躍されています。フリーランスや主婦、副業の方々が多いです。
コンテンツ制作側は「1円ライターに依頼すれば、安くコンテンツが作れる」と考えています。
しかし、実際にはそうはいきません。
逆SEOで必要になるコンテンツは、質やオリジナリティがたいへん高い「高級文章」です。
高級文章でなければ、Google(グーグル)を納得させることはできません。
ネガティヴサイトの検索順位を大きく下げることはできません。
コンテンツという難関を突破してから
サーバー網をそろえるのは、コンテンツという難関を突破してからのほうがいいでしょう。
そうしないと、せっかくのサーバー網が、宝の持ち腐れになる恐れがあります。
まとめ
サーバーと逆SEOは、実は深い関係があります。逆SEO対策を成功させるためには、多様なIPアドレスを持つサーバーを使う必要があります。それぞれのIPアドレスがCクラス以上で分散されていなければなりません。